『Shadowverse: Worlds Beyond』(シャドウバース ワールズビヨンド/通称シャドバWB・シャドバ ビヨンド)は、CR Streamer League Shadowverseをはじめとする大型ストリーマー大会の題材になったことで、配信をする側・観る側の両方から注目が急上昇しているタイトルです。
そこで気になるのが、「実況配信していいのか」「収益化しても大丈夫なのか」という点です。
結論から言えば、シャドバWBの配信は条件を守れば収益化まで公式に認められています。しかもCygamesは「個人・法人、営利・非営利を問わず」と明記しており、ゲーム業界のなかでもかなり配信者に寄り添った内容です。
ただし、見落とすと収益化の条件から外れてしまう項目がいくつかあります。特に収益化できるプラットフォームが11種類に限定列挙されているという点は、意外と知られていません。
この記事では、シャドバWBに適用される2種類のガイドラインを切り分けたうえで、条文ごとに何が許可され何が対象外なのかを、配信者目線で整理します。
- シャドバWBの配信が収益化までOKである根拠(結論から先に解説)
- シャドバWBには「2つのガイドライン」が存在するという最重要ポイント
- 収益化が認められている11のプラットフォームと、対象外になるサービス
- 見落としやすい「2分30秒ルール」と創作性の条件
- コラボ楽曲・第三者キャラが映ると収益化対象外になるという落とし穴
- 削除や法的措置の対象になる11項目の禁止事項
- 切り抜き・ミラー配信・ユーザー主催大会(スポットバトル)の扱い
- ファンサイトを作る場合に必要なクレジット表記と告知文
※本記事は2026年8月18日時点の公開情報をもとにしています。ガイドラインは予告なく更新されるため、配信前に必ず公式ページで最新版をご確認ください。
シャドバWBの配信は収益化までOK。ただし条件つき
まず全体像を押さえます。Cygamesは「当社ゲームコンテンツをプレイする際の配信ガイドライン」を公開しており、その対象タイトル一覧に『Shadowverse: Worlds Beyond』が明記されています。
ガイドラインの冒頭にはこう書かれています。
以下のガイドラインをお守りいただく限り、個人・法人、営利・非営利を問わず著作権を行使いたしません
ここが非常に重要です。「個人・法人を問わない」「営利・非営利を問わない」と明言しているガイドラインは、実はそれほど多くありません。企業チャンネルや事務所所属のライバーであっても、条件を守る限り同じ扱いになります。
| 項目 | シャドバWBでの扱い |
|---|---|
| 実況配信・動画投稿 | 可能 |
| 収益化 | 指定された11プラットフォームに限り可能 |
| 個人/法人 | 問わない |
| 営利/非営利 | 問わない |
| 静止画(スクリーンショット)の投稿 | 可能 |
| 対象地域 | 日本国内のみ |
| ガイドラインへの問い合わせ | 受け付けていない |
最重要|シャドバWBには「2つのガイドライン」がある
ここが多くの記事で説明されていない部分です。シャドバWBに関係するガイドラインは、用途によって2つに分かれています。
①配信ガイドライン(Cygames全社共通)
動画・生配信・静止画の投稿を対象としたガイドラインです。ウマ娘やグランブルーファンタジーなど、Cygamesの主要タイトルをまとめて対象にしています。実況配信をする人が見るべきなのはこちらです。
②デジタルコンテンツの投稿に関するガイドライン(WB個別)
こちらはシャドバWB専用に用意されたもので、攻略記事などテキストコンテンツの投稿を対象としています。「頭脳eスポーツ」として攻略議論が活発なシャドバならではのガイドラインです。
2つの違いを表で整理
| 比較項目 | ①配信ガイドライン | ②デジタルコンテンツ投稿ガイドライン |
|---|---|---|
| 対象 | 動画・生配信・静止画 | 攻略記事などのテキスト |
| 対象プラットフォーム | 共有サイト全般(収益化は11種を指定) | note のみ |
| 個人/法人 | 問わない | 個人のみ(法人は対象外) |
| 収益化 | 指定プログラムに限り可能 | 収益目的の投稿を明示的に許可 |
| 公開場所 | Cygames問い合わせ窓口サイト | シャドバWB公式サイト |
注目したいのが、②では法人が対象外になっている点です。①の配信ガイドラインでは法人も対象なのに、②のテキスト記事では個人限定。同じゲームでも扱いが違うので、企業メディアが攻略記事を書く場合は注意が必要です。
配信ガイドラインの中身を条文ごとに解説
ここからは①の配信ガイドラインを、実際に配信する人が引っかかりやすい順に見ていきます。
収益化できるのは指定された11プラットフォームのみ
もっとも見落とされやすいのがこの条件です。ガイドラインは「次に指定した収益化プログラムシステムによるものに限り、収益化が可能」と定めており、サービス名とプログラム名まで具体的に列挙しています。
| サービス | 対象となる収益化プログラム |
|---|---|
| YouTube | YouTubeパートナープログラム |
| パートナー収益化 | |
| ニコニコ動画・ニコニコ生放送 | クリエイター奨励プログラム、ニコニコチャンネル |
| TwitCasting | ツイキャス・ライブ収益 |
| Mirrativ | ギフト |
| OPENREC.tv | OPENRECクリエイターズプログラム |
| SHOWROOM | ギフティング |
| ミクチャ | 応援アイテム |
| TikTok | 動画ギフト、TikTok LIVE Gifting |
| Twitch | Twitchアフィリエイトプログラム、Twitchパートナープログラム |
| Instagramサブスクリプション、Instagramボーナス、Instagramライブ配信バッジ |
ここで押さえておきたいのは、この一覧に載っていないサービスでの収益化は、現時点では対象外になるという点です。近年になって日本で利用者が増えた配信プラットフォームのなかにも、一覧に記載がないものがあります。
ガイドラインには「利用可能な収益化プログラムシステムの指定は随時更新されます」とも書かれているため、メインの配信先を変える際は必ず最新の一覧を確認するのが安全です。
「2分30秒ルール」|創作性が求められます
ガイドラインには次のような条件があります。
2分30秒以下の短い動画を除き、投稿される動画や静止画には、実況音声やコメントを追加するなど、お客様の創作性を求めます
つまり、2分30秒を超える動画には、実況音声やコメントなど何らかの「自分の要素」が必要ということです。
逆に言えば、2分30秒以下の短尺クリップであれば、素材のままでも対象になります。ショート動画やハイライトクリップを切り出す場合は、この長さが一つの目安になるわけです。
そして明確に対象外とされているのが、以下の3パターンです。
- 取り込んだ動画をそのまま投稿したもの
- 他者が投稿した動画の転載
- イラストやムービー、音楽などの鑑賞を主目的としたもの
3つ目は特に注意が必要です。カードイラストやカットインの演出だけを集めた動画、BGM集のような投稿は、「鑑賞を主目的としたもの」に該当する可能性があると考えられます。
コラボ楽曲・第三者キャラが含まれる配信は収益化対象外
これも実務上とても重要な条項です。ガイドラインは次のように定めています。
収益化をする場合、本ガイドライン対象コンテンツ同士のコラボレーションを除き、当社コンテンツがタイアップもしくはコラボレーションした、第三者が権利を有するキャラクター・イラスト・楽曲・音楽データなどを含む投稿は対象外といたします
シャドバは他作品とのコラボカードやコラボイベントを継続的に実施してきたタイトルです。そうしたコラボ要素が画面に映り込む配信を収益化すると、条件から外れる可能性があります。
ただし、Cygames作品同士のコラボは除外されている点は覚えておくと便利です。ウマ娘やグラブルなど、同じガイドラインの対象タイトル同士のコラボであれば問題にはなりません。
実際に収益化配信をする際は、コラボ開催期間中の演出やBGMをそのまま流していないかを意識しておくと安全です。
「配信が禁止されている区域」という条項
ガイドラインには「対象タイトル内で別途指定されている配信が禁止されている区域の投稿は対象外」という一文があります。
これはストーリー作品などで、特定のシーンやエリアが配信禁止に指定されるケースを想定した条項です。タイトルごとに個別指定される仕組みなので、大型アップデートや新モード実装のタイミングでは、公式のお知らせを確認しておくと確実です。
見落としやすい「日本国内のみ」という条件
ガイドラインには「本ガイドラインは、日本国内のみを対象といたします」と明記されています。
海外在住の配信者や、海外向けに展開しているチャンネルの場合、この日本語版ガイドラインがそのまま適用されるとは限りません。海外向けの配信を検討している場合は、現地の運営体制や英語版の案内を別途確認する必要があります。
削除・法的措置の対象になる11項目
Cygamesは、次に該当する(またはそのおそれがある)投稿について、削除を含む法的手段を講じる場合があるとしています。
- このガイドラインに従わないもの
- 当社やその関係者による投稿と誤解を与えるもの
- 事実に反し、協賛や提携を受けているかのような印象を与えるもの
- 犯罪、反社会的活動その他の法令違反となるもの、もしくはそれを肯定・助長するもの
- 各対象タイトルの利用規約に反するもの、もしくはそれを肯定・助長するもの
- 知的財産権を侵害するもの
- 不正アクセスや、プログラム・データを不正に取得、改変、改ざんするもの、もしくはそれを肯定・助長するもの
- 不正に入手したアカウントによるもの
- 関係者及び対象タイトルのイメージや評判を損なうもの
- 別途許諾した場合を除き、第三者の商品やサービスの宣伝となるもの
- 公序良俗に反するもの(およびCygamesが不適切と判断したもの)
配信者が特に気をつけたいのは10番目の「第三者の商品やサービスの宣伝」です。ゲーム配信中に企業案件を差し込む場合、別途許諾がない限り条件から外れる可能性があります。案件配信を受ける際は、この一項を念頭に置いておくと安全です。
また、アカウント売買・RMT・チート紹介などを「肯定・助長」する内容も明確に対象外です。ネタとして扱う場合でも、助長と受け取られる表現は避けるべきでしょう。
note で攻略記事を書く人向け|もう一つのガイドライン
シャドバWB公式サイトには、テキスト記事向けの「デジタルコンテンツの投稿に関するガイドライン」が別に用意されています。
ここで許可されているプラットフォームは、「note」(note株式会社運営)のみです。noteでの投稿に限り、収益を目的とした攻略記事について著作権侵害を主張せず、利用規約違反ともしないとされています。
注意事項として挙げられているのは次の4点です。
- 個人のお客様が対象で、法人は対象外
- 第三者の知的財産権を侵害する投稿は対象外
- シャドバWBを利用した別のゲームを扱うものや、利用規約違反を肯定・助長するものは対象外
- 投稿先プラットフォームの利用規約に違反するものも対象外
ポイントは、自分のブログやほかの記事プラットフォームは名指しされていないことです。有料の攻略記事を書くのであれば、現時点ではnoteを選ぶのがもっとも明確な選択になります。
切り抜き・ミラー配信・大会はどう扱われるのか
切り抜き動画
ガイドラインは「他者が投稿した動画の転載」を明確に対象外としています。つまり、他人の配信を切り抜く行為については、Cygames側のガイドラインではカバーされません。
切り抜きを行う場合に必要になるのは、配信者本人(または所属事務所)の許諾です。ゲーム会社のガイドラインと、配信者側の切り抜きルールは別物であり、両方をクリアする必要があります。
ミラー配信
他者の配信をそのまま自分のチャンネルで流すミラー配信も、「転載」の考え方が及ぶ領域です。大会のミラー配信については、ゲーム会社ではなく大会主催者側の規定が優先されるのが一般的です。
大会ごとにミラー配信の可否や条件が異なるため、参加・視聴の前に主催者の告知を確認してください。
ユーザー主催大会「スポットバトル」
シャドバWBには「スポットバトル」という仕組みがあります。公式サイトの説明によれば、これはCygamesおよび運営事務局が主催・運営するものではなく、全国各地の大会主催者の協力のもとで開催されているものです。
つまり、大会そのものの運営ルールは主催者側にあります。配信するにあたっては、Cygamesの配信ガイドラインに加えて、その大会の主催者が定める規定にも従う必要があると考えるのが自然です。
ファンサイトを作る場合は「ファンキット利用規約」
ファンサイトやまとめサイトを運営する場合は、さらに別の「ファンキット利用規約」が関係します。主な条件は次のとおりです。
- 素材は改変せずに表示すること(縦横比を保った縮小は可)
- 各ページに「© Cygames, Inc.」などの著作権・商標表記を掲載すること
- Cygamesと提携・推薦関係にない旨の告知文を掲載すること
- ユーザーに課金を求めないこと
- Tシャツなどの物理グッズの製作・配布は不可(無償でも不可)
- ファンサイトの対象年齢は13歳以上
配信のガイドラインとは要求水準がかなり違うので、サイト運営まで踏み込む場合は必ず原文を読んでください。
大型ストリーマー大会が増えている今、確認しておきたいこと
シャドバWBは、賞金総額の大きなストリーマーリーグ戦の題材になったことで、配信を始める人・切り抜きを作る人が急増しています。
そのなかで混同されやすいのが、「ゲーム会社のルール」「大会主催者のルール」「配信者本人のルール」の3層です。
| やりたいこと | 確認すべきルール |
|---|---|
| 自分でプレイして配信する | Cygames 配信ガイドライン |
| 攻略記事を有料で書く | デジタルコンテンツの投稿に関するガイドライン(note限定) |
| 他人の配信を切り抜く | 配信者本人・所属事務所の切り抜きルール |
| 大会をミラー配信する | 大会主催者の規定 |
| ファンサイトを運営する | ファンキット利用規約 |
この5つはそれぞれ独立したルールです。「ゲーム会社が配信を許可しているから何をしてもいい」という理解は誤りで、やりたいことに応じて見る先が変わります。
よくある質問(FAQ)
Q. シャドバWBの配信は収益化していいですか?
可能です。ただし、ガイドラインで指定された11のプラットフォームの収益化プログラムに限られます。一覧に記載のないサービスでの収益化は現時点では対象外です。
Q. 企業チャンネルや事務所所属でも配信できますか?
配信ガイドラインは「個人・法人、営利・非営利を問わず」と明記しているため、条件を守る限り同じ扱いです。ただし、テキスト記事向けのガイドラインは個人限定なので混同しないよう注意してください。
Q. 素材そのままの動画を投稿してもいいですか?
2分30秒以下の短い動画であれば対象になります。それを超える長さの動画には、実況音声やコメントを加えるなど、自分の創作性を加えることが求められます。
Q. 他人の配信を切り抜いて投稿できますか?
Cygamesのガイドラインは「他者が投稿した動画の転載」を対象外としています。切り抜きを行う場合は、配信者本人または所属事務所の切り抜きルールに従う必要があります。
Q. ガイドラインの解釈を問い合わせできますか?
できません。Cygamesは「このガイドラインに関するお問い合わせにはお答えいたしません」「動画や静止画の利用許諾に関するお問い合わせにもお答えいたしません」と明記しています。判断は自分で行う必要があります。
Q. ガイドラインは変わりますか?
変わります。ガイドライン自体に「随時変更、更新されます。投稿前に最新のガイドラインをご確認ください」と書かれています。特に収益化プラットフォームの一覧は更新される前提です。
まとめ|要点整理
押さえておくべきポイント
- シャドバWBはCygamesの配信ガイドラインの対象タイトルに含まれており、実況配信が可能です。
- ガイドラインを守る限り、個人・法人、営利・非営利を問わず著作権を行使しないと明記されています。
- 収益化できるのは指定された11プラットフォームの収益化プログラムのみです。
- 2分30秒を超える動画には、実況音声やコメントなど創作性が求められます。
- 転載・鑑賞目的の投稿は対象外です。
- コラボ先の第三者が権利を持つキャラ・楽曲を含む投稿は、収益化の対象外になります(Cygames作品同士のコラボは除く)。
- ガイドラインの対象は日本国内のみです。
- テキスト記事についてはnote限定・個人限定の別ガイドラインが用意されています。
- 切り抜き・ミラー配信・ファンサイトは、それぞれ別のルールが適用されます。
配信前のチェックリスト
- 配信先は収益化プログラム一覧に載っているサービスか
- 2分30秒を超える動画に自分の実況・コメントが入っているか
- コラボイベント期間中の第三者権利物が映り込んでいないか
- 案件配信の場合、第三者の商品宣伝にあたらないか
- 大会を扱うなら、主催者側の規定も確認したか
シャドバWBのガイドラインは、配信者にとってかなり寛容な部類です。「法人でも営利でもOK」と言い切っているタイトルは決して多くありません。
だからこそ、細かい条件を正しく理解しておくことが、安心して配信を続けるための近道になります。特に収益化プラットフォームの指定は更新される前提の項目ですので、配信先を変えるタイミングでは公式ページを見直しておくことをおすすめします。
※本記事は2026年8月18日時点の公開情報にもとづく整理です。最新かつ正確な内容は、必ずCygames公式の配信ガイドラインおよびシャドバWB公式サイトをご確認ください。ガイドラインが更新され次第、本記事も追記・修正します。

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