「ALGSで戦っているプロ選手は、どんなマウスやキーボードを使っているのだろう」と気になったことはありませんか。Apex Legendsの世界大会ALGSは、2027年1月に札幌でChampionshipが開催されることも決まり、日本国内でも注目度が高まっています。
この記事では、ALGSで戦うキーマウ勢のマウス・キーボード・モニターの使用傾向を、公開されている使用率データをもとに整理しました。単なる製品紹介ではなく「なぜその構成に集まるのか」と「初心者がどこから真似すべきか」まで解説します。
- ALGSプロのデバイス構成の結論(マウス・キーボード・モニターの共通点)
- 使用率データで見る定番マウスと、その形状・重量の傾向
- キーボードで「ラピッドトリガー」が標準になった理由
- モニターがBenQ ZOWIEに集中している背景と、240Hz/360Hzの選び方
- 初心者がプロ構成を真似するときの投資の優先順位と、ALGS本番の機器レギュレーション
ALGSプロの環境は「軽量ワイヤレス+ラピッドトリガー+高リフレッシュレートTN」
先に結論をお伝えします。ALGSで戦うキーマウ勢のデバイス構成には、はっきりした共通点があります。
- マウス:60g前後の軽量ワイヤレス。Logicool G PRO X SUPERLIGHT系が最大勢力
- キーボード:ラピッドトリガー対応の磁気式。Wooting 60HEやSteelSeries Apex Pro TKLが定番
- モニター:BenQ ZOWIEのTNパネル。240Hzまたは360Hzの24.5インチが中心
つまり「腕を振る負担を減らす」「キー入力の反応を速くする」「画面の情報を早く受け取る」という3方向が徹底されています。派手な機能より、入力と表示の遅れを削ることに集中しているのが特徴です。
この記事のデータの前提
本記事で紹介する使用率は、プロ選手の設定を集計しているProSettings.netのデータを引用した各種調査を参照しています。具体的には次のとおりです。
- Apexキーマウプロ87名のマウス使用率(2026年7月時点のデータ)
- プロゲーマー2,195名のモニター使用率(2026年2月時点のデータ/VALORANT・CS2・Apexなど横断)
- ALGS出場選手24名のキーボード・マウスパッド集計
選手個人の使用デバイスは、乗り換えやスポンサー契約によって短期間で変わります。特定の選手の機材を知りたい場合は、本人の配信や概要欄、所属チームの発表で確認してください。この記事はあくまで「シーン全体の傾向」を扱います。
ALGSプロの使用マウス|軽量ワイヤレスが主流
最大勢力はLogicool G PRO X SUPERLIGHT系
Apexキーマウプロ87名の集計では、Logicool G PRO X SUPERLIGHTが使用率38.9%で1位でした。2位のRazer Viper V2 Proが12.5%なので、圧倒的な差です。
興味深いのは、後継機が出ているのに初代SUPERLIGHTを使い続ける選手が多い点です。Apexは長時間のスクリム(練習試合)を重ねる競技なので、「慣れた形状を変えないこと」自体がパフォーマンスの安定につながると考えられています。左右対称で癖が少ない形状も、乗り換えの少なさを支えています。
これから買うなら、後継の「PRO X SUPERLIGHT 2」が現実的な選択肢です。約60gの軽量設計で、HERO 2センサーと8000Hzのポーリングレートに対応しています。
使用率1位シリーズの最新モデル
Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2 ワイヤレスゲーミングマウス
約60g 8000Hz対応 左右対称で万人向け
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「プロと完全に同じものを使いたい」という方には、初代モデルも引き続き販売されています。
プロ使用率38.9%の初代
Logicool G PRO X SUPERLIGHT(初代)ワイヤレスゲーミングマウス
63g未満 HERO 25Kセンサー ベテラン勢が継続使用
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対抗馬はRazer Viperシリーズ
ALGS出場選手24名を対象にした集計では、Viper V2 ProとV3 Proを合わせて7名が使用していました。Viper V3 Proは約54gという軽さと、後ろ寄りに重心があるかぶせ持ち向きの形状が特徴です。SUPERLIGHTより軽い環境を試したい方に向いています。
軽さ重視ならこちら
Razer Viper V3 Pro ワイヤレスゲーミングマウス
約54g 8000Hzドングル同梱 Focus Pro 35Kセンサー
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マウス選びで見るべき3点
- 重量:60g前後が現在の基準。軽すぎると細かい制御が難しくなる人もいます
- 形状:つかみ持ちなら左右対称、かぶせ持ちなら後ろ寄りに山があるもの
- ポーリングレート:8000Hz対応は魅力ですが、PC側の負荷も増えます
ALGSプロの使用キーボード|ラピッドトリガーが標準装備に
最多はWooting 60HE
ALGS出場選手24名の集計では、Wooting 60HEが9名(37%)で最多でした。磁気式スイッチによるラピッドトリガー機能を搭載し、キーを浅く戻すだけで再入力できます。
Apexでこれが効くのは、壁ジャンプやスライディングジャンプ、タップストレイフなど「素早い連続入力」が求められる移動テクニックが多いからです。キャラコン(キャラクターコントロール)の精度が勝敗に直結する競技なので、入力の戻りが速いキーボードが選ばれます。
ALGS勢の最多キーボード
Wooting 60HE(ラピッドトリガー搭載・60%キーボード)
磁気式スイッチ アクチュエーション調整可 コンパクト配列
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国内で手に入れやすいのはSteelSeries Apex Pro TKL
同じ集計で2位だったのがSteelSeries Apex Pro TKL(4名)です。こちらもラピッドトリガーに対応しており、国内の量販店やAmazonで買いやすく、日本語配列も選べるのが利点です。Wootingは海外通販が基本になるため、はじめてラピッドトリガー機を試す方にはこちらが無理のない選択です。
入手しやすい定番
SteelSeries Apex Pro TKL Wireless(2023)
OmniPoint 2.0 ラピッドトリガー対応 有線/無線の両対応
Amazonで価格を見る※リンク先はUS配列モデルです。日本語配列を選びたい方は商品ページで配列をご確認ください
ALGSプロの使用モニター|BenQ ZOWIEが上位を独占
上位5機種すべてがZOWIEという結果
プロゲーマー2,195名を対象にした調査では、使用率上位5機種がすべてBenQ ZOWIEシリーズでした。1位はXL2566K(19.68%)、2位はXL2546K(17.95%)です。
共通点は、TNパネル、360Hz以上または240Hzの高リフレッシュレート、0.5msの応答速度です。加えてZOWIEには、激しい動きの残像感を抑える「DyAc」や、暗所の視認性を上げる「Black eQualizer」といった競技向けの機能が入っています。ALGSのようなオフライン大会でZOWIEが採用されることも多く、「本番と同じ環境で練習できる」という理由も無視できません。
プロ使用率1位モニター
BenQ ZOWIE XL2566K(24.5インチ/フルHD/360Hz)
360Hz 0.5ms DyAc+ S.Switch付属
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Apexなら240Hzでも十分戦える
ここは正直にお伝えします。360Hzを活かすには、その数字に近いフレームレートを出し続けられるPCが必要です。Apexで安定して240fps以上出ない構成なら、240HzのXL2546Kを選んで浮いた予算をPC本体に回すほうが効果的です。使用率2位という実績からも、240Hz機が競技レベルで通用することは明らかです。
コスパ重視の定番
BenQ ZOWIE XL2546K(24.5インチ/フルHD/240Hz)
240Hz 0.5ms DyAc+ 使用率2位
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見落とされがちなマウスパッド|ガラスと布で二極化
ALGS出場選手24名の集計では、ガラス製ハードパッド(SkyPADやWallhack SY-001など)が8名(33%)、ARTISANの各モデルが合計11名でした。ガラスは滑りが一定で速く、布は止めやすいという違いがあり、エイムの好みで分かれます。
Apexは移動しながら撃つ場面が多いため、「速く動かせること」と「ピタッと止められること」のどちらを優先するかで選ぶのが基本です。マウスを買い替えても手応えが変わらない場合、原因はパッド側にあることも珍しくありません。
国産・プロ採用の布パッド
ARTISAN NINJA FX ZERO SOFT XL
止めやすい布タイプ XLサイズ 硬さの選択肢が豊富
Amazonで価格を見る※サイズ・硬さの違いがあるため、商品ページで仕様をご確認ください
速さ重視のガラスパッド
ガラス製ゲーミングマウスパッド(SkyPADなど)
滑りが一定 湿度の影響を受けにくい ALGS勢の約3割
Amazonでガラスパッドを探す※モデルによって滑りやすさが大きく異なります。レビューを確認して選んでください
プロと同じ構成にすべき?真似する順番
すべてを一度に揃える必要はありません。効果を感じやすい順番があります。
- モニター:60Hzから240Hzへの変化は誰でも体感できます。最優先です
- マウス+マウスパッド:セットで見直すと効果が出やすくなります
- キーボード:キャラコンを詰める段階になってから、ラピッドトリガー機を検討
そして大前提として、PC側が高いフレームレートを出せないと、高性能なデバイスは活きません。モニターとPCの性能はセットで考えてください。
ALGS本番で使える機器のルールも知っておこう
ALGSの公式規則(Year 6)では、使用機器について次のように定められています。
- ライブ(オフライン)イベントではプラットフォームはPCに固定される
- 入力デバイスはマウス・キーボード、またはPlayStation/Xboxのコントローラーが使用できる
- マッチ中は同一の機器を使い続ける必要がある
つまりキーマウとコントローラーのどちらでも出場できますが、試合中の切り替えはできません。プロがデバイスを頻繁に変えないのは、慣れの問題だけでなくルール面の制約もあるわけです。ALGSのルール全体については、別記事で詳しく解説しています。
ALGSプロの使用デバイスに関するよくある質問
Q. プロと同じマウスを使えば上手くなりますか?
デバイスは「不利を減らすもの」で、腕そのものを上げる道具ではありません。ただし、重量や形状が手に合うマウスに変えると、エイムの安定感は変わります。手の大きさと持ち方に合うかを基準に選んでください。
Q. 特定の選手の使用デバイスを知りたいです
本人の配信、動画の概要欄、所属チームやスポンサーの発表が最も確実です。まとめサイトの情報は更新が遅れることがあるため、購入の判断材料にする場合は一次情報の確認をおすすめします。
Q. 8000Hz対応は必須ですか?
必須ではありません。恩恵を受けるには高いフレームレートとCPU性能が前提になります。まずは1000Hzで安定させ、環境に余裕ができてから試すのが現実的です。
まとめ|ALGSプロのデバイス構成の要点整理
最後に、この記事の要点を整理します。
- マウスはLogicool G PRO X SUPERLIGHTが使用率38.9%で圧倒的1位(2026年7月時点/87名)
- キーボードはWooting 60HEが37%で最多。ラピッドトリガーがほぼ標準です
- モニターは使用率上位5機種すべてがBenQ ZOWIE。1位はXL2566K(360Hz)です
- マウスパッドはガラス(速い)と布(止まる)で二極化しています
- 真似する順番はモニター → マウスとパッド → キーボードが効率的です
- ALGS本番はPC固定で、キーマウとコントローラーは選べるが試合中の変更は不可です
プロの構成には「入力と表示の遅れを削る」という一貫した考え方があります。全部を揃えるのではなく、自分の環境でいちばんボトルネックになっている部分から手を入れていくのが、遠回りしないコツです。
※本記事の使用率データは、ProSettings.netの集計を引用した各調査(マウス:2026年7月時点・87名、モニター:2026年2月時点・2,195名、ALGS出場選手24名のキーボード集計)にもとづきます。選手個人の使用機材は変更される場合があるため、最新情報は本人の発信をご確認ください。価格・在庫は変動します。

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