2026年8月、ドズル社が公開した「高層ビル500階分の超高いエレベーターを建てるまで終われません!【マイクラ】」がYouTubeの急上昇に入り、大きな話題を集めました。
タイトルを見た瞬間に「500階って、マイクラでそんな高さ作れるの?」と思った方も多いのではないでしょうか。実はこの疑問、マインクラフトの仕様を知っていると、かなり面白い問いになります。
そしてもうひとつ。この「〜まで終われません!」というタイトル、ドズル社の動画をよく見る方なら見覚えがあるはずです。これは単発の企画ではなく、2023年から3年近く続いている看板シリーズの系譜にあるものです。
この記事では、この企画がどんなシリーズの一編なのか、参加しているメンバーは誰なのか、そして「500階分」という高さがマイクラの仕様上どういう意味を持つのかまで、順を追って解説します。
- 「500階エレベーター」企画がどんな動画なのか(結論から先に解説)
- 「〜まで終われません!」の正体と、大富豪おじいちゃんシリーズの仕組み
- DOZPay(ドズペイ)など、シリーズ独自のゲームシステム
- 過去の依頼を振り返ってわかる、スケールの膨らみ方
- マイクラの高度制限から考える「500階分」の意味
- ドズル社メンバー5人それぞれのプロフィール
- チャンネル規模・会社概要などドズル社の基本情報
ドズル社「500階エレベーター」企画とは
詳しい解説の前に、要点を先にまとめます。
- 動画タイトルは「高層ビル500階分の超高いエレベーターを建てるまで終われません!【マイクラ】」
- 2026年8月にYouTube急上昇入りした話題作です
- ドズル社は5人組のゲーム実況グループ(ドズル・ぼんじゅうる・おんりー・おらふくん・おおはらMEN)
- 「〜まで終われません!」は、規格外の依頼に挑む人気シリーズの定番タイトル形式です
- マイクラの建築可能高度は384マス。「500階分」は額面どおりには作れない計算です
なお、本記事執筆時点で、この動画が具体的にどのシリーズに属するかを公式に明示した情報は確認できていません。タイトル形式と内容から、後述する「大富豪おじいちゃん」シリーズの系譜にあると見られますが、確定情報ではない点をご了承ください。
「〜まで終われません!」の正体|大富豪おじいちゃんシリーズとは
ドズル社の動画を追っていると、「〜まで終われません!」というタイトルに何度も出会います。その代表格が「大富豪おじいちゃん」シリーズです。
シリーズの始まりは2023年8月30日
このシリーズの初回投稿は2023年8月30日。すでに3年近く続いている長寿企画です。
その人気ぶりを示す数字があります。2026年6月28日公開の「約4000マスの超長い橋を架けるまで終われません!」はシリーズ31本目にあたりますが、株式会社ドズルの発表によれば、このシリーズは31本すべてが100万回再生を突破しているとのことです。
1本や2本のヒットではなく、全編が例外なくミリオンに到達している。これはシリーズの型がしっかり完成していることの証拠といえます。
依頼のパターン|ショボい道具から始まる理不尽ミッション
シリーズの流れは毎回ほぼ同じ型で進みます。
まず、謎の大金持ちキャラクター「大富豪おじいちゃん」がメンバーに規格外のミッションを提示します。しかも支給されるのは驚くほどショボい道具だけ。当然メンバーは反発しますが、おじいちゃんは「子どもたちの笑顔のためじゃ!」といったエピソードを持ち出して押し切ります。
報酬についても「見つけたお宝は持ち帰ってよい」という条件が提示されるのですが、これが最終的にはほぼ踏み倒される、というのがお約束です。
この「理不尽な依頼主」という設定があるからこそ、メンバーのツッコミが自然に生まれ、単なる作業動画にならない構造になっています。
DOZPay(ドズペイ)とショップの仕組み
このシリーズを単なる「大変な作業を見る動画」で終わらせていないのが、独自の経済システムです。
作業を進めるとメンバーは「DOZPay(ドズペイ)」という独自の電子マネーを稼ぐことができます。そしてこれを使ってショップでハイテク重機やチートアイテムを購入すると、作業効率が劇的に上がっていくのです。
序盤は手作業で地道に進め、資金が貯まるにつれて一気に加速していく。この「詰まる → 稼ぐ → 強くなる」という成長曲線が、視聴者に爽快感を与えます。放置ゲームやインクリメンタルゲームに近い快感といってもよいでしょう。
「500階分のエレベーター」という途方もない高さも、この仕組みがあるからこそ企画として成立します。最初から強い道具があれば作業は一瞬で終わり、逆に最後まで手作業なら苦行にしかなりません。
恒例の「理不尽なラスト」
そしてもうひとつの見どころが、作業完了後に待っている展開です。
苦労して依頼を達成したあと、ボスが襲来したり、報酬が有耶無耶になったりする。ひどいときには、2夜連続企画で掘った穴を翌日埋め戻させるという徹底ぶりです。
この「究極の徒労」がオチとして機能しているのが、このシリーズの独特なところです。達成感で終わらせず、笑いに転換して締める。だからこそ何本見ても飽きない構造になっています。
過去の依頼を振り返る|スケールはこう膨らんできた
「500階分のエレベーター」という規模が、いきなり出てきたわけではありません。シリーズを通して、依頼のスケールは着実に膨らんできました。
| 依頼内容 | ミッションの方向性 |
|---|---|
| 巨大な池の水をぜんぶ抜く | 取り除く(水平) |
| 超巨大な山を平らに削る | 取り除く(垂直) |
| 地上100階の超大型ビルをすべて壊す | 取り除く(建造物) |
| 約4000マスの超長い橋を架ける | 造る(水平方向へ) |
| 高層ビル500階分のエレベーターを建てる | 造る(垂直方向へ) |
こうして並べてみると、シリーズの設計思想が見えてきます。「取り除く」から「造る」へ、そして「水平」から「垂直」へという流れです。
約4000マスの橋が「水平方向にどこまで伸ばせるか」への挑戦だったとすれば、500階分のエレベーターは「垂直方向にどこまで伸ばせるか」への挑戦ということになります。
そして、ここでマインクラフトというゲームの仕様が効いてきます。
500階のエレベーターはマイクラで作れるのか|高度制限から考える
ここが、この企画を一段面白く見るためのポイントです。
マイクラの建築可能な高さはY=-64〜320
マインクラフトには、建築できる高さに明確な上限があります。
バージョン1.18以降のJava版では、最低高度がY=-64、最高高度がY=320と定められています。オーバーワールドで設置できる一番高いブロックの上面がY=320、一番下の岩盤層がY=-64という仕様です。
つまり、縦方向に使えるのは合計384マス分ということになります。統合版でも基本的に同じ範囲です。
ちなみに看板やたいまつなどの透過ブロック、ドアの上部といった複合ブロックは例外的にY=320を超える位置に置けるという細かい仕様もありますが、実質的な建築可能範囲は384マスと考えて差し支えありません。
「500階分」を額面どおり作るのは計算が合わない
ここで簡単な計算をしてみます。
マイクラの1マスは、現実のおよそ1メートルに相当するとされています。一方、現実の高層ビルは1フロアあたり3〜4メートルほどが一般的です。
仮に1階を3メートルとして計算すると、500階分の高さは1,500メートル。マイクラの建築可能範囲384マスの、およそ4倍にあたります。
つまり「高層ビル500階分」を現実のビルと同じ尺度で再現することは、通常のマインクラフトでは物理的に不可能という計算になるわけです。
だからこそ「どう成立させるか」が見どころになる
この矛盾こそが、企画のいちばんの見どころだと考えられます。
1階あたりの高さをマイクラ的な尺度で設定するのか、高度制限いっぱいの384マスをどう使い切るのか、あるいは何らかの仕掛けで制限を回避するのか。「500階分」という数字をどう成立させるかという部分に、企画の工夫が詰まっているはずです。
実際に動画内でどのような方法が取られたかについては、本記事では断定を避けます。ネタバレになりますし、何より実際にご覧いただいたほうが面白い部分だからです。この記事で高度制限の前提を知ったうえで見ると、企画の狙いがより鮮明に見えてくるはずです。
ドズル社のメンバー5人を紹介
企画に参加しているメンバーについても整理しておきます。ドズル社は5人体制のグループです。
| メンバー | 誕生日 | 趣味 |
|---|---|---|
| ドズル(リーダー) | 11月21日 | ゲーム、サウナ |
| ぼんじゅうる | 5月30日 | 漫画を読むこと |
| おんりー | 9月9日 | ゲーム |
| おらふくん | 5月22日 | サウナ、カラオケ |
| おおはらMEN | 7月28日 | ゲーム、カードゲーム、サウナ、キャンプ |
リーダーのドズルさんは元医大生という異色の経歴
グループのリーダーであるドズルさんは、公式サイトで「医大生からYouTubeクリエイターになった異色の経歴」を持つ人物として紹介されています。
後述するとおり、ドズルさんは株式会社ドズルの代表も務めています。演者でありながら経営者でもあるという立ち位置です。
サウナ好きが3人という共通点
プロフィールを並べてみて気づくのが、ドズルさん・おらふくんさん・おおはらMENさんの3人が趣味にサウナを挙げている点です。
些細なことのようですが、こうした共通の話題があることは、長時間の作業企画では意外と重要です。大富豪おじいちゃんシリーズの魅力のひとつに「作業中の自然な雑談」が挙げられていますが、その土台にはこうしたメンバー同士の距離の近さがあるのでしょう。
ドズル社とはどんなグループ?チャンネル規模と会社概要
グループそのものの基本情報も押さえておきましょう。
| チャンネル開設 | 2014年7月31日 |
| 登録者数 | 約285万人 |
| 総再生回数 | 約71億6,900万回 |
| 動画本数 | 約1万876本 |
| 運営会社 | 株式会社ドズル |
| 代表者 | ドズル |
| 設立 | 2016年9月 |
| 所在地 | 東京都港区港南 品川インターシティA棟28階 |
注目したいのが動画本数1万本超えという数字です。2014年の開設から10年以上、圧倒的な本数を積み上げてきたチャンネルであることがわかります。
また株式会社ドズルは、クリエイタープロダクション事業のほか、デジタル戦略コンサルティング事業、インフルエンサーマーケティング事業も手掛けています。単なる実況グループではなく、事業会社としての顔も持っているということです。
掲げている理念は「人生というゲームをもっと楽しく」。ゲーム実況の枠を超えたエンターテインメントを提供するという方針が示されています。
なぜこのシリーズは人気なのか|3つの理由
理由1:タイトルだけで内容と結末がわかる
「高層ビル500階分の超高いエレベーターを建てるまで終われません!」——このタイトルは、何をするのか、どうなったら終わるのかを一文で伝えきっています。
視聴者は再生前から「達成する話なんだな」と理解できるため、安心して長尺動画に入っていけます。サムネイルとタイトルだけで契約が成立している、といってもよい設計です。
理由2:数字がわかりやすい
「4000マス」「100階」「500階分」と、シリーズは一貫して具体的な数字を打ち出しています。
数字があることで、進捗が視覚化されます。今どこまで進んだのか、あとどれくらい残っているのかが常に見える。これは達成型コンテンツの基本でありながら、意外と徹底できていない企画も多い部分です。
理由3:作業が「ゲーム」になっている
そして最大の理由が、DOZPayとショップの仕組みです。
ただ黙々と作るだけなら、視聴者は途中で飽きてしまいます。しかし「稼いで、買って、強くなる」というループが挟まることで、作業そのものがゲームとして成立します。作業動画をゲーム実況に変換する装置が組み込まれているわけです。
31本すべてが100万回再生を突破しているという事実は、この型がいかに完成されているかを物語っています。
まとめ|ドズル社500階エレベーター企画の要点
ここまでの内容を整理します。
- 企画:「高層ビル500階分の超高いエレベーターを建てるまで終われません!【マイクラ】」。2026年8月にYouTube急上昇入りしました
- メンバー:ドズル(リーダー)、ぼんじゅうる、おんりー、おらふくん、おおはらMENの5人組です
- シリーズ:「〜まで終われません!」は大富豪おじいちゃんシリーズの定番形式。2023年8月30日にスタートしました
- 仕組み:ショボい道具から始まり、DOZPay(ドズペイ)で重機やチートアイテムを買って効率化していきます
- お約束:達成後にボスが襲来したり報酬が有耶無耶になったりする「理不尽なラスト」が恒例です
- 実績:シリーズは31本すべてが100万回再生を突破しています
- 高度制限:マイクラの建築可能範囲はY=-64〜320の384マス。500階分(約1,500m)は額面どおりには作れない計算です
- チャンネル:2014年開設、登録者約285万人、総再生約71.6億回、動画本数は1万本を超えています
このシリーズを追っていて感心するのは、依頼のスケールを毎回大きくしながら、企画の型そのものは変えていないという点です。
池の水を抜き、山を削り、100階のビルを壊し、4000マスの橋を架け、そして500階分のエレベーターを建てる。やっていることは違っても、「理不尽な依頼 → ショボい道具 → 稼いで強化 → 達成 → 理不尽なオチ」という骨格は一貫しています。
そして今回は、マイクラの高度制限という「壁」そのものをネタにできる高さに踏み込んできました。水平方向には4000マス伸ばせても、垂直方向には384マスしか使えない。その制約とどう向き合うかが、今回いちばんの見どころになっているはずです。
高度制限の前提を頭に入れてから動画を見ると、ただ「高いなあ」と眺めるのとはまったく違う面白さが見えてくるはずです。ぜひ実際にご覧になってみてください。
※本記事は2026年8月22日時点で公表されている情報にもとづいています。チャンネル登録者数などの数値は変動します。動画の内容に関する詳細は、公式チャンネルでご確認ください。

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